Column|服を選ぶことは、生き方を選ぶこと。

毎日身につけるものだから。
毎日洗うものだから。
毎日選ぶものだから。

まさに私たちの日常に寄り添って離れない「洋服」という存在。それは自らを彩るアイデンティティであり、スポーツアクティブでいるために快適性を提供してくれるものだったり、「走る」私たちにとっては戦闘服だったり、頼れる相棒や戦友だったり、思い出そのものだったり。

ランニングのあるライフスタイルと向き合う

「ランニングのあるライフスタイル」を提供するためにラントリップでは「アパレル」という領域にチャレンジし、日々走ること、生きること、洋服を作ること、洋服を着ること、アイテムを選ぶこと...ぐるぐる行ったり来たりしながら思考を巡らせています。

ランニングが限りなくライフスタイルに近づくなら、そんなライフスタイルにそもそもずっと寄り添っているのが「服」という存在なんですね。走ることを選んだ私たちの道にとって、どんな「服」に連れ添ってもらいたいか。そんな「走る」と「着る」をひっくるめた「生き方」を提供できるのか。

そんな思考の旅路で出会ったのが「BRING」というブランドであり、思想であり、プロダクト(商品)でした。

服から服をつくる。

「BRING」とは日本環境設計社が循環型社会の実現を目指して「服から服をつくる」をコンセプトに展開しているライフウェアです。不要になった服をリサイクルし、独自の製造技術によって再生されたポリエステルで100%循環再生生地によるサステイナブルウェアを提供しています。ラントリップストアは2020年の初夏に「EAT DRINK SLEEP RUN」のブランドコンセプトに最適なボディとして採用して以来、同ラインを中心に多くの商品の実現に貢献してもらいました。


今回、直接そんな「BRING」の話をあらためて聞く機会があり、あらためて考えさせられたのは「服を選ぶことは、生き方を選ぶこと。」ということです。

多くの提携店舗で回収された洋服は北九州の工場で手作業で不要タグ、ボタン等が取り除かれ、科学的なプロセスによって再生繊維へと生まれ変わります。

もし、全人類がこういった「服」を選べば、それは限りなく地球リソースの無駄を無くしたサステイナブルな世界が実現するわけですね。

私たちは、そんなシンプルで無駄のないヘルシーな世界に「ランニングのあるライフスタイル」を重ね合わせています。
走ることは、大地に感謝することです。走ることは、自らの身体と心を確かめる作業です。走ることは、全ての生き物への共感を掴み取ることです。
走ることを突き詰めていくと、そんなシンプルで当たり前の「小さく力強い生き方」につながっていく気がしています。

服を通じて、アイテムを通じて、そんな生き方を広めていく。
それがラントリップストアが見据える未来と、志。