私たちが伝え、分け与えるという使命。

唐突ですが、私たちRuntrip Storeのオリジナルブランドラインにして、今だに多くのランナーの共感を集めるタグラインがあります。

食べて、飲んで、寝て、走る。

ランニングに取り憑かれた我々の毎日は
シンプルにこんな感じ。

走るから飯が美味い。
走るから酒が美味い。
走るから、どっぷり眠れる。
RUNがあるから全てが最高になり、
全てが最高だから、毎日がハッピー。

EAT
DRINK
SLEEP
RUN

これらをシンボリックなグラフィックにして、
自らの最高なライフスタイルをファッションとして。

EAT、DRINK、SLEEP、RUNという削ぎ落とされた4つのエレメントが、私たちの人生の「幸福のベースライン」であることを、走る私たちは日々実感しています。

画像EAT, DRINK, SLEEP, RUNのOriginalロゴデザイン

過度に全てが商業化された現代では、どこへ行っても、誰といても、ひとりでいても(手元の端末から)「あれが欲しい」「これが欲しい」「これじゃ足りない」…そんな、人間的な弱さをターゲットにした"コンテンツ"が溢れています。

その結果、私たちは気がついたら大量の堆積物の中に、心も身体も埋もれながら生きている。今という時代は、こうも説明できるのではないでしょうか。そんな私たちが、ランニングを通じて1枚ずつ人工的な衣を脱いでいくと、EAT、DRINK、SLEEP、RUN…といった当たり前のエレメントの大切さ、尊さ、素晴らしさに行き着くという極めて人間的なリトリート(治癒)の力が、「走る」という行為にはあるように思えてならないのです。

幸福のベースラインと社会課題

しかし、そんな「幸福のベースライン」を十分に享受できていない人たちがいるのも事実です。地球環境の悪化と同時に、私たちが生み出した「社会」が抱える課題。

1つ例を挙げます。気がついたら大量の人工堆積物に埋もれ生活する私たち。そんな大量の堆積物に埋もれる前の、純粋無垢な瞳を持った子供たちが「食べる(EAT)」のベースライン満たせない。現在日本の子供の7人に1人は貧困であるというデータがあります。

画像
日本における子どもの相対的貧困率|日本財団調べ

数ある社会問題の中でも、例えばそんな日本の「身近な貧困問題」を、日々走り続けることで「人生の感度」を研ぎ澄ましてきた私たちが支援する方法があるのではないかと思っています。

伝える、そして分け与える。

行きすぎた「資本主義社会」は、富の格差を生み出し続けています。こちらは「所得格差」を示す象徴的なデータです。世界の1%の最富裕層が所有する資産の価値は158兆円、世界の総資産の約半分となるのです。

画像「資本主義の次にくる世界」より

このような定量的なデータ、もしくは定性的な悲鳴は枚挙に暇がありません。そんな単純な事実を、まず私たちが正しく把握する。そのためには、当社のような営利企業こそが正しく伝え続けることが重要だと思います。

伝えて、理解し、そしてアクションを起こす。

Runtrip Storeができること。それはありきたりではありますが、

ランニングのあるライフスタイルを提供する。
そのために必要なアイテムを提供する。
アイテムの対価として多くのランナーさんから対価を頂く。
頂いた対価の一部を、理性を持って分け与える。

そんな背景から、Runtrip Storeでは今までも、そしてこれからも、いわゆる"チャリティ"としての取り組みを内包したアイテムを、不定期ではありますがリリースし続けたいと思います。

具体的にフォーカスする社会課題や、その支援先、さらにその元となる新アイテムに関してお伝えるする機会は、都度あらためて別の機会に。

Runtrip Storeは、伝えて、分け与えるという使命も背負って、これからも走り続けたいと思います。