必要な分だけ作る、捨てるを無くす。

Runtrip Storeでは、私たちがランニングで日々愛用しているアイテムや、心からおすすめしたいアイテムを「セレクト」販売したり、完全オリジナルのアイテムを作って販売しています。特に、オリジナルのアイテムにおいては「ものづくりポリシー」を5つ掲げています。

シンプルなカジュアルウェアであること。
いつまでの着たくなる着心地であること。
"RUN"への想いがデザインされていること。
そのまま走り出せる機能性があること。
環境にやさしくサステイナブルであること。

 

突然ですが、皆さん全世界で毎年生産される洋服の何%が廃棄されるかご存知ですか?


少し前のデータになりますが、2015年の時点で、生産された洋服の年間消費量が40%の6,200万トンに対し、廃棄量は約1.5倍の9,200万トン。つまり、全体の60%です。ちなみに廃棄量を枚数に換算すると、全世界で毎年約3,000億着の服が捨てられていることになります。近年はリサイクル素材の活用がより一般的になり、サステイナブルというワードも市民権を得てきましたが、残念ながら廃棄される服の82%は焼却や埋め立てで処分され、たった18%しかリユースやリサイクルは行われていません。ちなみに、これは食品でも同様な状態であり、全世界で人の消費を目的に生産された食品の1/3、1年あたり13トンが廃棄されています。

近代化を急速にもたらした市場経済・資本主義から、私たちは多くの恩恵を得ています。一方で、その行き過ぎた「成長至上主義」は多くの「無駄」を輩出し、結果私たちの大切な地球環境に大きな悪影響を与えています。先程の「廃棄率」の数字は、普段私たちが目にする大手アパレルショップ、大手スーパーマーケットに行けば実感が湧くのではないでしょうか。日々購入されていく以上に、とてつもなく大量の商品が陳列されていることを。

そんな世界的な課題に対して、ちっぽけな私たちができるアプローチのひとつが、シンプルに「必要な分だけ作る」ということです。過剰に「在庫」を抱えてしまうことは会社経営の視点からも、経済合理性の観点からも悪手であることは自明ですが、それ以上に守らなくてはならい私たちの「ベース」があるのです。この豊かで恵まれた大地、環境がなければ私たちは日々安全に走ることを楽しむことができません。日増しに強さを増していく紫外線、突然降り出すゲリラ豪雨...そんな脅威に怯えながら走るのではなく、新緑の美しさや、潮風の香りを全身で感じながらいつまでも走っていたいですよね。

お陰様でRuntrip Storeのオリジナルアイテムはリリースする度にご好評を頂き、多くのアイテムが完売となってしまいます。欲しくても買えなかった皆さまには大変申し訳ないのですが、余ってしまうほど大量に作るという選択肢を私たちは可能な限り放棄したいと考えています。各シーズンの終わりには、必ずといって良いほど各メーカーは「セール」を行います。これは結局のところ大量に作った製品が売れずに「不良在庫」となってしまうのは会社経営において「悪」だからです。お金にならない在庫を倉庫に余しておくぐらいなら、割り引いて少額でもよいのでキャッシュに変えてしまおうという取り組みなのです。

ですから、私たちは「必要な分だけ作る」。
極力「セール」は行わない。そうやって、最終的に会社からも家庭からも「捨てる」という選択肢を無くしていきたいと思っています。

それでも、廃棄する商品をゼロにするのは大変難しい取り組みです。私たちも事業や会社を継続する以上、毎月毎年としっかり売上を立て、利益を出し、かつ成長し続けないといけません。常に先手でリスクを取りつつ、なるべく無駄を出さないように事業を運営していくのは本当に難しいと実感しています。

Runtrip Storeでは2023年8月18日(金)より、"アーカイブセール"と称して廃盤予定の一部アイテムを8月末まで定価よりも割引価格で販売することに決めました。本取り組みは、以上のような背景と苦闘があるということを、少しでも皆さまにご理解頂ければと思っています。

引き続き、Runtrip Storeでは可能な限り

「必要な分だけ作る、捨てるを無くす。」

これを心がけ、これからも皆さんに「ランニングのあるライフスタイル」を提供し続けたいと思います。